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審判はむずかしいけど・・・

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マッシー 投稿日時 2010年7月13日 21:13:29
今年、少年野球の審判講習会に始めて参加させていただいた以後、試合の審判を務めさせていただく機会が多くなりました。

今回は、若葉マーク審判としてこれまでの経験の感想や体験談を投稿させていただきます。
少年野球の審判をひとことで言えば「ホントむずかしい〜!!」です。

先日もサードの塁審をしていてこんなプレーがありました。
二塁ランナーが三塁へ盗塁。これが完全にアウトのタイミングなのですが、三塁手はランナーにタッチしてないのです。(空タッチ?です。)

なので、自分は「セーフ!!」とコールしたらチームの応援団から一斉に「え〜っ???」って声が上がりました。「だってタッチしていないとセーフなんですから・・・ごめんなさいね!」って感じ。

本来、サードの選手は、グラブをベースのところに置いて、ランナーにしっかりタッチしなければいけないのですが、特に低学年の子に多いのですが、タッチがうまくできない子がいます。

最近、少年野球のプレーでは、タイミングでアウトにするほうがいいのかもしれないな?と少し思い始めています。だだ、子どもにとっては厳しくしたほうが将来のことを考えると良いのかな?と迷うこともあります。(どちらが良いのでしょうか?)

やっぱ、少年野球の審判はむずかしい!
プロ野球ではまずありえないプレーも、少年野球では普通に起こりますからね・・・。

野球規則1・01 にはこう書いてあります。

「野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する九人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、一人ないし数人の審判員のもとに、本規則に従って行なわれる競技である。」

つまり、プレーヤーのほか指導者と審判員が、野球の試合には必要であると言うことです。

じゃあ、自分は今日の試合に規則上監督と同じくらい必要な大人というわけか?と勝手な解釈をしています。

審判のミスは全て自分の責任と言う重たい役割ですが、一試合審判を終えた充実感はかなりなものです。

案外、やってみると楽しいですよ。ヽ(´▽`)/

返信一覧

マッシー 投稿日時 2010年12月20日 21:36:11
先日の試合での出来事です。一死一塁の場面で走者が盗塁しました。
その時、捕手は二塁に送球しなかったのですが、
二塁ベースカバーに入った遊撃手の子がランナー(スライディング)の足に向かって
空タッグをしました。

ボールを持たず、しかもボールに対する守備もしていない状況でこの行為は、
許されるのでしょうか???

疑問に思ったので、この試合の球審を務めた方に試合終了後に意見を伺ってみました。

球審の方の見解は、
「オブストラクション(走塁妨害)にはあたらない。」
ということでした。

オブストラクションとは、走者と野手が「接触したかどうか」ではなく、
「接触によって走者が不利益を被ったかどうか」で判断します。
このケースは、接触はあったものの、実害はなく、
オブストラクションには該当しないと考えられるそうです。
(とても丁寧な回答をいただきました。ありがとうございます。)

確かに、ルール上で言うと、走塁の妨害ではありません。
その空タッグにより、走者が不利益を被ったのなら走塁妨害に該当しますが、
アウトになったり、この行為により進塁の妨げになった訳ではないので、
走塁妨害には該当しません。
(おっしゃるとおりです。)

でも、自分がこのプレーに違和感を覚えたのは、
この空タッグは走者を騙す行為と感じられたからです。
もし、自分が二塁審判だったらオブストラクションの有無ということよりも、
当該プレーヤー(遊撃手)に注意するのが妥当ではないかな?と思ったからです。

みなさんはどう思いますか?
このプレーは注意すべきですか?
マッシー 投稿日時 2010年12月16日 19:03:34
多くの少年野球の大会では、相互審判(義務審判)制がとられています。

相互審判とは、各チームが2人ずつ審判を出し、自チーム以外の審判を務めることです。

トーナメントによる大会では、一日3試合の場合、1回戦、2試合と2回戦1試合は、1、2試合目を相互に審判し、第3試合は負けたチームが2人ずつ出し合って審判をします。いわゆる「負け審判」です。

この場合、チームに審判をできる人が少ないと、審判のダブルヘッダーとなる可能性があります。
今年の4年生の初雁杯2日目では、5、6年生の試合日程と重なったため、この状況下で1試合目にユニホームを着てベンチ入りし、2、3試合目は審判服に着替えて審判をしました。また、トーナメント表で若い番号が球審と2塁塁審を行う決まりとなっていることからダブルで球審を行い、試合に負けた脱力感と合わせて精神的にも肉体的にもヘトヘトでした。

でも、1会場で試合が行われる場合はまだ良いのです。
つらいのは、グラウンドを2つに分け、同じ時間に試合を行う場合は、他のグラウンドで審判しなければならないのです。この場合、審判をする人は自チームの試合を見ることができず、応援したくてもできません。(泣)

勝ち進んで準決勝や決勝戦になると、公式審判員がジャッジします。
もちろん、球審以外は割当審判というケースも多くあります。

この審判は、決勝戦という試合からシビアなジャッジが求められますので、初心者には結構きついです。フォーメーションによる動きも求められます。

でも、そんな経験を重ねていくと、だんだんと慣れてきます。

今でも、公式戦では1回戦でも球審をするときは緊張しますが、
それは、審判としていい緊張感だと思えるようになりました。また、他のチームの審判の方と一緒に試合を終えると妙に仲間意識も芽生え、他の試合でも声を掛け合えるようになります。

まだ、審判経験の少ない方は、「失敗したら格好悪いかな?」とか「トラブルになったらどうしよう・・・」と思うかもしれませんが、みんな最初はそうです。

消極的になっていたら、いつまで経っても審判できません。
「よし!今日は子どものために一生懸命やろう!」と思い切って挑戦してみてください。
きっと、応援だけでは味わえなかった達成感や充実感を感じられますよ。

そして、いつの日か、割当審判でお会いしましょう!!
マッシー 投稿日時 2010年11月30日 20:39:40
越生梅園杯で次のようなプレーが起きました。

一死二塁。投手がけん制により二塁に足を踏み出して投げようとしたところ、二塁走者が三塁へ走ったため、投手は偽投せずにそのまま三塁へ足を踏み出して送球。(投手板に触れたままの状態)これにより、走者は二三塁間で挟殺プレーとなりました。
プレー後、攻撃側のチームから今のはボークではないかとの抗議があり、理由は投手が二塁に足を踏み出しただけで、腕を振っていない(偽投をしていない)という主張です。

この行為は、ボークになるのでしょうか?投手はけん制のため足を踏み出した場合は、腕を振る行為(偽投)まで求められているのでしょうか?

ここで一旦、タイムを宣言し塁審と協議しましたが、明確な結論が出ませんでした。
そこで、「ボーク」という原点に振り返り、この行為が走者をアウトにしたり、進塁を防いだりするために、投手が走者をだます意図があったのかどうか?を考えた時、これは必要なプレーのための送球であると判断しボークではないと裁定しました。

試合終了後に審判及び関係者で話し合いましたが、野球規則8.05をどのように解釈するかという見解であり、結論が出ませんでしたので、家に帰って野球規則を読み返しました。

公認野球規則8.05
「塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。」
(C) 投手板に触れている投手が、塁に送球する前に、足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合
【原注】(略)投手は、塁に送球する前に塁の方向へ足を踏み出さなければならないが、踏み出したからといって送球することを要求されていない。(一塁についてだけは例外)

競技者必携40
【問】投手が二塁へ踏み出して投げようとしたとき二塁走者が走ったので、投手板についたまま三塁へ送球した。差し支えないか。
【答】三塁への送球は、必要なプレーのための送球であるから、差し支えない。

偽投をする際には自由な足を確実に塁の方向へステップしていれば、実際に腕を振る動作をする必要はないということでした。

あ〜。よかった!!でも勉強になりました。
マッシー 投稿日時 2010年11月14日 09:50:52
先日、こんな応援歌を聞きました。

相手チームの投手が四球を出したり、エラーをする度に・・・。
「もうけた、もうけた、こりゃまたもうけたラッキー!♪
へ〜い、へ〜い、毎度。ありがとさんラッキー♪」

応援歌というのは、チームによって色々なパターンがあって
聞いていて、結構おもしろいのですが・・・。

例えば・・・
燃える男のチャンスに強い○○♪
と女の子に向かって応援しているようなところもあります。

また、応援歌を全く採用しておらず、声だしに専念しているチームもあります。
自分たちのチームを盛り上げるような熱い声援は、聞いていて気持ちが良いです。

ここ数年、相手を侮辱するような応援は極力自粛するような動きが連盟で行われてきましたが、
まだまだ採用しているところもあるようですね。
マッシー 投稿日時 2010年11月8日 20:50:12
初雁杯で二試合球審を務めさせていただきましたが、そこで珍しい裁定をする場面がありましたので紹介します。

一死ランナー一塁の場面で打者が打った打球は二塁への小飛球となりました。
一塁走者は、二塁手が捕球すると思い一塁から動けませんでしたが、ここで二塁手がグラブに当てながらも落球。この時点で一塁走者は慌てて二塁へ進塁するも、二塁手がすぐに拾って二塁へ送球し余裕のアウト。ランナーは呆然と立ち尽くしていていました。ここでプレーが止まってしまいましたので、どうしようか迷いましたが、「故意落球」と裁定しました。

故意落球とは、無死又は一死で、走者が一塁にいる場合、内野手が普通に捕れる飛球が上がり、内野手が飛球をグラブや手に当てて落とした場合で、インフィールドフライが宣告されない場合に適用するルールです。

一定の条件でゲッツーを狙うため、打球をグラブに入れてから落球した場合にそれが故意か偶然かに関係なく、打者アウトでボールデッドとなります。その際、走者は元の塁に戻されます。そのため守備側にも攻撃側にもメリットがありません。

インフィールドフライと似ていますが、適用されるケースがかなり違っており、また、事前に宣告されるインフィールドフライと違い、落球という事実があった後に審判が判断するものです。

プロ野球などでたまに見かけることがありますが、バントの小飛球をワンバンで捕り、すぐさま二塁へ送球。そして一塁へ送球してダブルプレー成立。ちなみにこれはグラブに当てて故意に落球していないため、故意落球とは逆にとっさの判断による正当なプレーになります。

打者アウトということでは故意落球とインフィールドフライと同じ扱いですが・・・。
似ているようで似ていないプレーです。
マッシー 投稿日時 2010年10月25日 21:25:29
ある試合で裁定に迷うプレーがありました。試合終了後、一緒に試合を観戦したお父さん同士で色々と議論を交わしましたが、結論が出ませんでしたので、家に帰ってから野球規則を調べてみました。

1 ランナーがいない状態で、投手が軸足を投手板の側方に触れ、他の足を投手板の前方に置くいわゆるセットポジションの姿勢から、ワインドアップポジションのように腕を頭上に伸ばして両手を合わせてから投球動作に入りました。
これって良いの?

答え)投球姿勢がワインドアップポジションのように思われたため、自由な足を投手板の前方に置いた姿勢は8.01(a)注1後段「(略)他の足は投手板の上に置くか、投手板の後縁およびその延長線より後方に置く。」に反するのでは?という見解になりました。

しかしながら、よく考えてみたら、この姿勢は規則上8.01(b)のセットポジションの姿勢とみなす方が自然ではないかと考えました。
ただし、この投手は完全静止を怠っていることから、(原注:走者が塁にいない場合、セットポジションをとった投手は必ずしも完全静止をする必要はない。注1:わが国では、本項原注は適用しない。)8.01(d)により、反則投球となり、厳密に言うと投球により「ボール」が宣言されることになるようです。



2 打者が打った打球が一塁線上にあがり、ファールエリアで打者に当たりました。
これって良いの?

答え)止まっていない打球に・・・
故意に触れた(と審判が判断すると)アウトになります。
偶然に触れた(と審判が判断すると)ファールになります。

ファールゾーンで止まっている打球に触れた場合は、故意の有無に関わらずファールです。
ちなみにフェアゾーンで触れた場合は、故意の有無に関わらずアウトです。

根拠は、規則2.32「ファールボール」・・・打者が正規に打ったボールで次に該当するものをいう。
(a)本塁一塁間または本塁三塁間のファール地域に止まったもの。
(d)ファール地域内またはその上方空間で、審判員またはプレーヤーの身体、あるいは、地面以外のものに触れたもの

規則6.05 打者は次の場合、アウトになる。
(g)野手(投手を含む)に触れないフェアボールが、打者走者に触れた場合
(i)「打者が、打つか、バンドした後、一塁に走るにあたって、ファールボールの進路をどんな方法であろうとも、故意に狂わせた場合。

なるほど、そういうことか!
マッシー 投稿日時 2010年10月17日 21:25:08
少年野球の試合でもよくある「あれ、このルールってどうだったかな?」という野球のルールにインフィールドフライがあります。
先日、鈴木杯で二塁審判を務めさせていただいた時にインフィールドフライの場面がありました。

ちなみに、インフィールドフライとは、故意落球と同じく、野手が飛球をわざと捕球せず、走者をフォースアウトにできる状態にしておいて、併殺や三重殺を行なうことを防ぐための規則です。
無死または一死で走者が一、二塁または満塁であるとき、打者が打ち上げたフェアの飛球で、内野手が通常の守備を行えば容易に捕球できるもの(公認野球規則2.40)。審判員によってインフィールドフライが宣告されると、その時点で当該打者はアウトになります。(公認野球規則6.05(e))。

また、インフィールドフライが宣告されてもボールインプレイだから、走者は離塁しても進塁してもよいのですが、その飛球が捕えられれば、リタッチの義務が生じます。リタッチしなければ、普通のフライのケースと同様にアウトにされてしまいます。

少年野球の試合の場合、インフィールドフライのケースでも、内野手が落球してしまうことが多く、おまけに、それにつられて走者が走ってしまうこともよくあります。

それだけに、少年野球でインフィールドフライは野手が完全に捕球体制となってから宣言することが多いのですが、鈴木杯の場面では、投手がバックしながらの捕球となり、走者は塁間で待機していただけに迷いました。

結局、インフィールドフライとはせずに、万が一落球したら故意落球を取ろう!と一瞬の判断をし、投手は無事?捕球し、走者は帰塁しましたのでトラブルには発展せず、内心ホッとしました。

試合終了後に球審を務めた公式審判の方に聞いたところ、球審の方も迷ったそうです。
投手がさがりながらの捕球だったので二塁審判(自分)がインフィールドフライを宣言したら同調しようと思っていたそうです。

内心、内野フライは球審がジャッジするので、球審の方に任してしまおうかな?
と安易に思っていましたが・・・

やっぱあの場面は、自分が判断しなければならなかたのね・・・。こわっ!!
マッシー 投稿日時 2010年10月4日 21:55:24
試合中には、ボールインプレイの状態の時とボールデッドの状態の時があります。ボールデッドというのはタイムがかかった状態の事で、その間にどんなプレイを行ってもそれは全て無効です。

一方インプレイというのはプレイが続いている状態の事で、その間に起こった事は全て有効になります。「そんなの当たり前の話」と思われるかもしれませんが、実は色々と誤解がありますし、試合中に審判のうっかりミスでインプレイになっていないまま試合が進行している場合もあるのです。

先日も球審を務めている時にこんなトラブルがありました。

二死ランナー3塁の場面。打者は四球により出塁。次打者は捕手で二死だったためレガースを着用したままで待機していましたが、打席が回ってきたのでレガースを外し始めました。

相手投手も球審である私も打者が準備している様子を見守っていたその時に事は起こりました。
四球で出塁した走者が突然2塁へ進塁したのです。
突然の出来事に誰もがぼう然となり、走者は悠々2塁へ達しました。

ここで守備側チームの監督さんから抗議。「球審が捕手の後方に位置しておらず、次打者の準備を待っている状態に走者が進塁することはできないはず。」という主訴。

確かに不意をつかれたかもしれませんが、「四球はボールデッドでなくインプレイ中。プレイは続いている状態なので進塁は許される。」と判定しましたが、納得してもらえません。

「ボールは投手の手の中に有るのだから、走者が進塁した段階で2塁に送球してアウトにすることも可能でしたよね?」と返しましたがダメでした。

監督さんの意見は「次打者が準備に時間を要している状態であるのだから一時中断をするべき。」とのことです。

野球規則には、こう書かれています。
5.02 球審が「プレイ」を宣言すればインプレイとなり(略)「タイム」を宣言して試合を停止しない限りインプレイの状態は続く。

審判が「タイム」を宣言できる場合の中にはこのような事項があります。

C試合を遂行する上で試合を一時中断する必要があると、審判員が判断した場合。

たぶん、これを適用すべきとの意見だと思います。でも、捕手がレガースを着用したままネクストで待機することは、よくあることです。一時中断するほど時間を要している訳でもないので「タイム」を宣言する必要はないと判断しました。

間違っていますか?
マッシー 投稿日時 2010年10月1日 20:03:09
「ルールの中で正々堂々とフェアプレイに戦う」ことは、野球に限らず全てのスポーツに共通しています。
ところが、以前から気になっていたのですが、野球にはとても不思議なルールがあります。

それは・・・
「振り逃げ」というルール。
みなさん、振り逃げって何となく「違和感」を感じるルールだと思いませんか?

三振なのにアウトではない???
せっかく投手が三振に抑えても、四球と同じような扱いなんて・・・。
このルールが存在する意味っていったい何でしょう?
「振り逃げ」があることで、野球はどのように面白くなるのでしょうか?

気になったので調べてみました。

野球の打者とは、本来「打ち終わったら走者になる」というのが基本らしいのです。
普段、打者がボールをバットに当てたら走者になりますよね。
昔は三振した場合には、捕手の捕球に関係なく打者は一塁に向かって走っていたそうです。
打者は一度走者となってからアウトになるものらしいです。

それなので、逆に「振り逃げ」がなかったら、打者は走者にならずにアウトになってしまうというおかしな現象になってしまうらしいです。

投手は打たせてあげるのが仕事で、打者はいくらでも投球を待って選んで打つことが出来たらしいのですが、打者がなかなか打てないと時間が経ってしまうので、「3球たっても打てなければ、そこから走者としましょう。」となったわけです。むしろ、「スリーストライクを捕手が正規に捕球したらアウトになる。」というルールのほうが新たにできたルールらしいです。

ちなみに「振り逃げ」は俗称であって、野球規則にはそのような文言は一切書かれていませんでした。
該当する規則は次のとおりです。

6・09 次の場合、打者は走者となる。
(b)(1) 走者が一塁にいないとき、
(2) 走者が一塁にいても二死のとき、
捕手が第三ストライクと宣告された投球を捕えなかった場合。

要するに、「打者」が「走者」となるだけのことなのです。
解ったような、解からないような・・・。
マッシー 投稿日時 2010年9月28日 22:16:25
「野球のルールは何のためにあるか?」みなさん考えたことがありますか?
スポーツにルールがあるには当たり前。そんなこと考えたこともありませんよね。

スポーツの世界だけでなく、私たちが暮らす社会にもみんなが健康で安全で楽しく暮らせるためにルール(法律)があります。

スポーツのルールは単に試合をスムーズに進めるためにあるだけではなく、選手の「安全」を守るためでもあり、また、すべての選手が「公平」な条件のもとでプレイできるようにするためでもあるのです。

たから少年野球でも「ルール違反になるかどうか?」を考える前に、まずは「フェアプレイであるかどうか?」を考えることが必要です。

練習をしていく中で、子供たちは少年野球のルールをひとつずつ覚えていきます。
私も、実際にグラウンドで審判を務めていくたびにルールをひとつずつ(では困るのですが・・・)覚えていきますが、最近あることに気がつきました。

それは・・・
フェアプレイというルールの考えを基本において考えると、
「なぜこのプレイが禁止されているか?」
「なぜこれがアウトのなるのか?」
という理由が見えてくるのです。

競技者必携「2010年版」には、以下の記述が追加されています。
「競技者のマナーについて」
マナーアップとフェアプレイの両面から、次のような行為を禁止する。
(1) 捕手が投球を受けたときに意図的にボールをストライクに見せようとミットを動かす行為。
(2) 捕手が自分でストライク・ボールを判定するかのように、球審がコールする前にすぐミットを動かして返球態勢に入る行為。
(3) 球審のボールの宣告にあたかも抗議するかのように、しばらくミットをその場に置いておく行為。
(4) 打者がヒジ当てを利用してのデッドボール狙いの行為。
(5) 打者がインコースの投球を避ける動きをしながら当たりにゆく行為。
(6) プレイ中にみだりにベンチを出る行為。(次打者、競技に出る準備をしている者を除く)

私たち大人は、子どもたちに「ルール内であれば何をしても良い」ではなく、「ルールの中で正々堂々と戦う」ということを身に付けてあげることが必要なのでしょうね。
マッシー 投稿日時 2010年9月13日 20:25:06
9/11の試合で球審を務めさせていただきましたが、判定に迷うプレーがいくつかありましたので野球規則を調べてみました。

疑問1:ランナー一塁の時に、投手がセットポジションを完全静止する前にけん制し、ランナーアウト。これってボーク?
判定1:とりあえず、疑問に思いながらも「なりゆき」としました。
回答1:野球規則8.05(m)投手がセットポジションから送球するに際して、完全に静止しないで投球した場合はボークになります。しかし、「けん制球」については、打者への投球動作を起こす前なら、いつでも塁に送球することができるみたいです。(ただし、送球しようとする塁の方向へ、直接足を踏み出すことが必要になります。)よってボークではないようです。
感想1:ボークを取らなくてよかった〜。

疑問2:打者が四球を選びましたが、そのボールを捕手が捕球できずにベンチ内に入ってしまいました。四球を選んだ打者はどこまで進塁できるの?
判定2:打者に四球と二塁までの進塁を指示しました。(相手ベンチから「違うんじゃない?」という声も聞こえましたが・・・。)
回答2:野球規則7.05(h)の規定により、各走者には1つの進塁が与えられます。しかしながら、同規則(i)の後半部には「ただし、打者の四球目、三振目の投球が(h)および(i)項規定の状態になっても、打者には一塁が与えられるに過ぎない」と定めてあるため、打者走者は「四球による一塁への進塁」しか許されない。
感想2:しまった!!間違った。

疑問3:投手が投手板の側方にはみ出して投球しました。この行為にペナルティはあるの?
判定3:気がついた時点で注意のみとしました。
回答3:野球規則8.01(注)(1)投手は打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか(略)
これに対するペナルティ(ボーク)を適用するという文言は見当たりませんでした。
感想3:注意でよかったのかな?

疑問1は、何となく釈然としませんが、これが違反となると投手が関連動作を開始した瞬間に、走者がディレードスチールを敢行すれば、投手は完全静止するまではけん制球を投げることができなくなってしまいます。そうなると走られ放題となってしまいますから・・・「これでいいのだ!!」かな?

これからも、まだまだ判定に困るようなプレーが起きるんだろうなぁ・・・。やっぱ、難しいわ!!
マッシー 投稿日時 2010年9月8日 05:57:53
初めて球審をした時、こんな気持ちになりました。
「みんなが見てる!」、「子ども達も見てる!」、「ストライクかボールか!」、「間違えちゃいけない!」etc・・・
でも、なぜか気持ちと身体は反対に動いてしまうものですね。

「やってはいけない!これはやってはいけない!間違ってもやってはいけない!」などが脳裏をかすめて、プレッシャーがかかれば、かかるほど、「あれっ?やっていいのはどっちだっけ?」と分からなくなってしまい、結局はやっちゃいます。

また、ルールブックを予め読んでいても
あれ?ピッチャーはプレートを外さすに三塁へけん制できたっけ?
あれ?一塁にけん制球を投げるマネしてもいいんだっけ?などなど・・・。

ルールを覚えても、フォーメーションが動けなければ・・・。
フォーメーションが動けても、ルールを覚えていなければ・・・。

机の上で覚えることと、グランドで覚えること。
まだまだ覚えることはたくさんありそうです。
マッシー 投稿日時 2010年9月1日 20:31:26
アニメ「ドカベン」(35巻)で描かれていたエピソードを紹介します。
これは、「ルールの盲点」という有名なお話ですが、アピールプレーを怠ったことによって失点をしてしまったというケースです。

明訓高校と白新高校との夏の甲子園の神奈川県予選大会3回戦で描かれていました。

得点は0-0のまま延長戦に突入。
10回表、明訓の攻撃。
一死満塁で打者は微笑三太郎。
微笑はスクイズを試みるが、投手前に小フライとなってしまいます。

白新の投手・不知火がこれを飛びついて捕球、微笑がアウト(二死)。
三塁走者・岩鬼正美はスタートを切っていたために、リタッチしないまま本塁に滑り込みました。

一塁走者の山田太郎が離塁していたのが見えた不知火は迷わず一塁へ送球。
一塁手が一塁に触球し、山田がアウト(三死)。ダブルプレイが成立。

第3アウトが宣告されたので、白新ナインは全員ベンチへと引き上げました。
この時、第3アウトはフォースプレイによるものではないため、第3アウト成立以前に成立した得点は有効となります。

よって、岩鬼は第3アウト成立前に本塁に到達しているためにこの走塁による得点は認められてしまうということになります。

ところが、岩鬼は三塁へのリタッチを行っていなかったため、白新側は第3アウト成立後であっても審判員に対して彼の離塁が早かったことをアピールし、岩鬼を三塁でアウト(第4アウト)にすることで、第3アウトを置き換えて彼の得点を無効にすることができたのです。

しかし得点が認められることに気付かなかった白新はこれを行わずに、さらに野手全員がファウルラインを越えてベンチへ引き上げてしまったことでアピール権も喪失してしまった。

結果、岩鬼の得点は認められ、明訓に1点が入り、記録上は微笑の投手フライと山田の一塁アウト(併殺)の間に岩鬼が本塁に生還したという扱いで、試合はこの1点を守った明訓が1対0で勝利しました。

なお、これは野球規則の不備ということではなく、「プレーしている選手にも以外に知られていないルール」ということです。

野球のルールは難しい・・・と常々思っていました。野球は思わぬプレーや例外が多いために一見複雑に思えますけど、野球規則は結構細かく定めてあって、意外?にも読んでみると理に適っていて納得できることも多いのです。

野球規則・・・良くできているなぁ〜。恐るべし!!
マッシー 投稿日時 2010年8月16日 21:22:18
毛呂山町長杯では、二塁審判を務めさせていただきました。
実は、二塁審判はこれまであまり経験がなかったところ。
注意点としては・・・

1.立ち位置は、ランナーがいないときはベースの8メートルくらい後方。センターの邪魔にならない位置。一塁か二塁にランナーがいるときはピッチャーとセカンドの間くらいに中腰で立ってキャッチャーを見る。ピッチャーかキャッチャーから二塁への牽制とか盗塁阻止のための送球があったらピボットしてセカンドベースを見てコール。
2.二塁の塁審がダイヤモンドの中に入ったときに打球が飛んだら、クロックワイズの動きで審判は移動する。例えばセンター方向へ打球が飛んでも、二塁の塁審は外野へボールを追うことはせず、ピッチャー近くまで下がって一塁の触塁を確認してからランナーを目で追って二塁をみる。このとき一塁ランナーの二塁触塁は三塁塁審がみるし、二塁ランナーの三塁触塁は球審がみる。

ことです。

審判員をやっていていつも思うのですが、このクロックワイズの動きが本当に難しいです。
基本的に時計回りでカバーしあう。だからランナーの動きとは逆になる。あっちへ行ったりこっちへ走ったりと・・・。

話は変わりますが、昨日は公式審判員の方々も来ていました。球審と一塁塁審を務めていましたが、やはり動きが早くそれでいてジャッジは落ち着いている。見習うべきことがたくさんありました。

特に一塁塁審をしているときのことですが、内野ゴロで明らかにアウトの状況でも、子どもが一塁ベースに向かってまだ一生懸命に走っている間は決して「アウト」のジャッジを下しません。

アウトのコールはゆっくりで良いのだからでしょうか、ランナーが一塁ベースをしっかり踏んでから「残念!でもしっかり一塁まで全力で走ったね!」言わんばかりに小さいアクションと声で「アウト」と言っています。

こんな審判さんを見てしまうと、「あ〜優しい審判さんだなぁ〜」と思ってしまいます。

自分もこういう目を持った審判さんを目指そうと思いました。
マッシー 投稿日時 2010年8月6日 22:35:38
先週も練習試合の球審を務めさせていただきました。
今回の課題は、監督から指示を受けたストライクゾーンの見極めをしっかりできること。

ストライクゾーンとは、ホームプレート上にある架空の五角柱で下限はひざ頭の下、上限はズボンの上と肩の上部の中間線です。(この見極めが難しい!!)
自分は高めのストライクゾーンが広いようです。

そしてストライクの場合は・・・
1.しっかり立ち上がってコールする
2.コールの際に親指は立てずに、グーの状態に握ってコールする。(アウトも同じ)
3.三振の場合は、振り逃げもあるため、「ストライク バッターアウト」とは言わずに「ストライク スリー」という

ストライクやアウトのときって、ついつい親指を立ててしまいますよね!
これは、「×」だそうです。

最初のうちは、ちょくちょく親指を立ててしまいましたが、親指を中に握るようにしてから段々と出来るようになりました。

ただ、ストライクゾーンやコールに気を取られてしまい、ミスジャッジを犯してしまう羽目に・・・。

それは、無死2、3塁の場面。
バッターの打球は、内野ゴロ。
3塁ランナーがホームに突入したので、キャッチャーに返球。
キャッチャーがホームベースを踏んでボールをキャッチしたところで「アウト!?」のコール。

やっちまった!!

ポップアスリートカップでも偉そうに投稿しましたが、子どもにはいつも「状況確認をして、次に何をすべきか考えておくことが大事!」と言っおきながら、このありさま。
頭では、分かっていてもとっさの判断は難しい。子どもに偉そうなこと言えないです。

次回は、状況確認が課題だな!
マッシー 投稿日時 2010年7月23日 18:54:32
審判の機会が増えてから、野球を見る目がプレーヤーから審判に行くようになりました。
先日も試合中にこんなプレーがありました。
(少しだけ加工してあります・・・)

一死満塁の場面。バッターは空振り三振です。
球審は「ストライクスリー!!」とコールしましたが、キャッチャーがボールを後逸。

本来は、ここで一塁が詰まっているため三振成立の場面です。
しかし、バッターはキャッチャーの後逸を見て一塁に走り出しました。(振り逃げです!!)
これにつられたキャッチャーは、一塁に送球。
三塁ランナーはホームに突入してきました。

それを見た一塁手は、一塁を踏まずにホームに返球。
キャッチャーはホームを踏みながらボールをキャッチしました。
そこへ、三塁ランナーが滑り込みホームイン。

さて、判定はどうなるのでしょうか???

この場合、本来バッターは三振アウトのためホームはタッチプレーとなり、タッチしなければ三塁ランナーはセーフとなります。
よって、得点が認められてしまいます。

では、これが二死満塁の場面であったならどうでしょう?
二死であれば、振り逃げが認められているので、ホームはフォースプレーとなり三塁ランナーはアウトになります。

皆さん。意味分かりますか?
若葉マーク審判の私には、理論的には理解できましたが、とっさに判断できたかというと難しいです。

このような、トラブルに発展しないためにも、この場面は「ストライクスリー」の後には、続けて「バッターアウト!!」と
つけてあげる必要があるのかもしれないですね。

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